Dream comes true-フジミドリシジミ

1995年7月の豪雨災害以前、いまでは見る影もないが、とにかくこのあたりはどこへ行っても渓相が最高で、あっという間に2-30尾の岩魚が釣れた。当然のようにほとんど連日の出動で、いつも冷凍庫は満タン状態だった。
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この季節、竿を納めての帰り道、幾度と無く足下からフジミドリシジミが飛び立った経験がある。
ただ当時は「うるる」イヨシロオビアブの大群がまといつき、とても撮影どころの雰囲気ではなく、タオルを振り回しながら、駆け足で林道を下る事が多かった。

そんなわけでこの時期なかなかここへ足が向かなかったが、意を決して完全防備で撮影に出かけた。
幸いなことにメマトイが少々絡んだだけで快適な歩行ができた。やはり温暖化が進んで生態系が変わってきたのかもしれない。
7時近くになり、光が差し込んでくると、あちらこちらでテリを張るゼフの姿が見られるようになった。
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どうも目的のフジミドリシジミではないようだ・・・・・
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さんざん苦労してなんとか撮影ポイントを探し出した。
うーんやはりすべてジョウザンミドリシジミだった・・・・・・
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ただこのあたりは標高がかなり高いので、ほとんどが新鮮な個体だ。
今年ジョウザンミドリは「アジサイの広場」以外ほとんど撮影してなかったので色々と考えて撮影してみた。
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やはり朝の光を浴びるゼフィルスは本当にきれいだね。
フタスジチョウもテリ張りに参加していた。
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実は本日仕事なので早々に下ることにした。
ここの場所は大昔には、もう一つの目的である高地性のアサマシジミが棲息していたので、あちこち捜しつつ下ったが、残念ながらヒメシジミばっかり・・・・・・
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ふとブナの根元を見るとヒメシジミの雌くらいのシジミチョウが弱々しく飛んでいた。
下草に止まったので近寄ってみると・・・・・・あららフジミドリシジミの雌だ!!
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しかもすぐ横に止まっていた緑色のハムシに怒ったのか、いきなりの全開翅!!
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但し頭を向こうにして下げているので、最悪のポジションだった・・・・・・
G11で無理をすればなんとかなったかもしれないが、飛ばれるのがいやだったのでとりあえず300㎜で証拠写真を撮影する。
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よく見ると口吻が伸びているカットもある。どうやら吸水に降りていたようだ。
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(結局、半開翅はしてくれたが、全開翅はこの時だけ・・・・・惜しいことをしてしまった・・・・・)
ものすごくたくさん撮影したような気がしたが、8時22分から30分までのたった8分間で梢に上がっていった。
でもこのドキドキ感。やめられないね。
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それでも広角撮影までさせてくれたこの雌に感謝感謝で山を下った。
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うーん素敵な連休になると良いね・・・・・
by kmkurobe | 2010-07-17 14:54 | Comments(12)
Commented by cactuss at 2010-07-17 18:57
フジミドリ、見付かって良かったですね。
小生も本日、再び行ってみました。いるにはいましたが、ボロボロの雄でした。
いる事はわかったので、来年はもう少し早い時期に行こうと思います。
Commented by himeoo27 at 2010-07-17 19:26
フジミドリの裏面の淡い色彩と白いやや太めの筋綺麗です。
最後の最後に出会えて良かったですね!
Commented by kmkurobe at 2010-07-17 19:33 x
cactussさん本当にラッキーでした。ほぼ羽化直後の雌でした。
明日もう一度トライして見ようと思っています。
あまりにもポイントが広いので叩くよりもルッキングの方が確実のようですね。どこを叩いていいかわかりませんでした。
Commented by kmkurobe at 2010-07-17 19:36 x
himeoo27さんフジの雌を撮影するのは初めての経験だったので久しぶりにドキドキしましたよ。こうなればなんとか雄も撮影できたらと思っています。
Commented by ainomidori443zeph at 2010-07-17 23:19
フジミ羨ましいです。
私も先日奥多摩で挑戦しましたが振られました・・・。
Commented by 久保田 at 2010-07-19 19:39 x
昨日18日、東京からの夜行で白馬入り、アイノミドリやジョウザンミドリを堪能しました。午前中で山を下り、ジャンプ台を望む雑木林の田んぼの端でナミヒョウモンを撮影、全体の印象はコヒョウモンに見えたのですが??? この辺りは両種が混在するのでしょうか? その後、土手のクロツバメシジミと面会して、白馬から特急で東京へ帰りました。白馬も素敵ですね。私のフィールド多摩川、多摩丘陵は珍しいものは、川辺にミヤマチャバネセセリやギンイチモンジセセリがいるぐらいですが、結構楽しい場所です。 
Commented by chochoensis at 2010-07-20 08:33 x
kmkurobeさん、フジミドリ・・・綺麗な写真ですね・・・素晴らしいです。未だ満足な写真が撮影できていないので、とても羨ましいです・・・。
Commented by banyan10 at 2010-07-20 11:24
フジミドリおめでとうございます。
少し擦れた個体しか撮影できていないので、新鮮な翅裏がまぶしいです。
Commented by kmkurobe at 2010-07-20 15:54
久保田さんどうもです。あのあたりでは両者混在するようです。標高が上がるとコヒョウモンばかりになります。同じようにひくいところではフタスジとホシミスジが混在。高いところはフタスジば゜かりのようす。
安曇野は随分捜しましたが、ミヤマチャバネセセリは随分と少ないようです。記録はあちらこちらにあるのですが。
Commented by kmkurobe at 2010-07-20 15:55
chochoensis今回は本当に宝くじに当たったようなものです。
こんなうれしい出会いがあるのでなかなかやめられませんね。
久し振りにドキドキした時間を過ごすことができました。
Commented by kmkurobe at 2010-07-20 15:57
banyan10さん稜線では吹き上げの雄が時々観察できるのですが、確実に撮影できる場所はなかなか見つけることができませんでした。来年はもう少し早い時期に挑戦してみたいと思っています。
もっとも梅雨時なので大変だとは思いますが。
木が高いのでたたき出しは通用しないので、ひたすら目で捜すしかありません。
Commented by kmkurobe at 2010-07-20 16:57
ainomidori443zephさんコメント前後して申し訳ございません。
ブナは大きな木が林になっているので、どうしてもポイント開発が困難ですね。当地はブナ林があちらこちらにあるので、なんとか来年こそ雄の開翅をゲットしたいものです。
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