今年の夏のテーマ「赤と黒」

今年の夏のテーマ「赤と黒」を、敬愛するナチュラリスト「虫林花山の散歩道」の虫林さんにサポートしていただいて、またまた山を登ることになった。
待ち合わせてすぐ、コウノトリを見に行くことになった。昨日のねぐらや餌場には1羽もいない・・・・
あきらめて引き返したら、道すがら人だかりが・・・・・いつも仕事で使っている宅急便の電柱に泰然と休止していた。
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今日は直ぐしたまで近づけたのでさの大きさを実感。とにかくでかい!!!

まずは黒の探索に高度を稼いだ、現地でばったりと会って途中から同行することになった「ネイチャーKENDAMARの歳時記」のO氏と三人。
霧で視界が悪い中、なんとかターゲットを発見。
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羽化直後の雌だ。
嬉しいことにあまり飛び回らず、しかも思う存分に開翅してくれた。
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曇り空が幸いして綺麗に開翅を表現することができた。
うーんモノトーンの蝶は曇り空が似合うね・・・・・
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外縁の銀色の縁毛が本当に美しい。
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ワレモコウにも産卵、級蜜していた。
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このコメツツジで吸蜜していた雄は、多少擦れてはいるが、前翅に青い部分が出ていた。
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ほとんど視界がきかない中激写している虫林氏。
ここは他にベニヒカゲ、コヒョウモンや本当に紛らわしいヒメシジミ。そしてきれいなクジャクチョウが飛んでいた。
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さて午後の部は「赤」の観察。できれば交尾、産卵、吸蜜をと欲張っていたが、どうもこの日は高い所ばかり飛んで中々降りてきてはくれなかった。そんな中突然ホウノキに止まった個体が腹端を曲げて産卵ポーズ。
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これで少なくともホウノキがホストだということが実証された。うんうんよかった。この日は捜していたミドリシジミも初確認できたので本当に嬉しい日になった。
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今回のムモンアカシジミ探索で色々と相談に乗っていただき、現場にも駆けつけて頂いた「蝶の生態写真」のSa氏いやいやありがとうございました。


えー実は本日もお昼に観察に行ったのですよ。やはり12時半頃からの活動タイムスタート。
日によってテリ張り位置が違うようで、昨日はホウノキ側だったが、本日はほとんどが柏の周囲での探雌飛翔だった。
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午後1時頃突然綺麗な個体がカシワの幹に静止。腹端は曲げなかったが、あきらかに産卵場所を捜しているように歩いていた。
次にはかなり擦れた個体がさらに低い所まで降りてきて産卵を始めた。
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よく見ると以前産んであったと思われるシジミ系と思われる卵が写っていた。うーんこの木もやっぱりホストのようだ。
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ミドリ色が新鮮な雌の止まった位置。赤が産卵された位置。地上高約1メートル。
どうやら交尾は高い樹上で行われ雌はなかなか降りてきてくれなかったのかもしれないね。
この後は何頭かの雌が下に降りてきて、あるものは吸蜜、またアジサイの葉で吸汁しているのも観察できた。
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ホウノキの方はまったく動きが無く、よく見ると何頭かの個体が静止していた。
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なるほどアブラムシやアリがよく写っているね。

やはり日照、気温、時間により活動の程度は大きく変化するようで、なんとなく暑い日差しが一瞬和らいだ時に活発になるような気がする・・・・・うーんこの夏のイベントいつまで続くのだろうね・・・・・1週間経ちいささか疲れたかな・・・・・・
by kmkurobe | 2010-08-02 21:14 | 生態写真 | Comments(10)
Commented by kenken at 2010-08-02 22:01 x
黒ゴマ、見事な表現です。翅表の胡麻模様、実にえぇねぇ~
ムモン、連日の観察記録、これは地元だからできることで、えぇなぁ。
産卵シーンは大したもんですわ。こりゃ、来シーズンは、羽化シーンが狙えそうですね。オレンジが目に沁みます。
Commented by yoda-1 at 2010-08-02 22:08
ゴマシジミの♀なのですか。
禁欲の黒ですが、羽化直後は綺麗なものですね。
ムモンアカとの対比がいいです。
ムモンもほのかに開翅して、翅表もしっとりしています。
赤いベレー帽、教えてもらったので、次回YODAも撮影に挑戦します。
Commented by fanseab at 2010-08-03 07:31
ムモンアカの産卵シーン撮影、おめでとうございます。一連の観察記録、ワクワクしながら読ませて頂いております。ホストをきちんと見極めるには産卵シーンを押さえるしか術が無いんで、現場を観察できた時は快哉を叫ばれたのではないですか? 山ゴマも一度チャレンジしたい対象です。
Commented by 虫林 at 2010-08-03 07:43 x
当日は有難うございました。
山ゴマといい、ムモンアカといいとてもとてもエキサイティングな一日でした。山ゴマはロケーションが最高ですよね。
ムモンアカはご自身で見つけた場所ですから、それも素晴らしいです。
とくに産卵シーンはあまり撮影されていないので貴重ですね。
有難うございました。
Commented by kmkurobe at 2010-08-03 16:31
kenkenさんしっかりはまりました。昼休みが楽しみでしょうがありませんね。ここは下に降りてくる機会が少ない場所なのかもしれません。
双眼鏡でみると高い位置ではかなり多数が飛び回っているようです。
Commented by kmkurobe at 2010-08-03 16:32
yoda-1さん新鮮な個体は縁毛が銀色に輝いて本当に綺麗ですよ。
やはり新鮮な個体に出逢わないと無地の蝶を綺麗にとるのは大変ですね。
Commented by kmkurobe at 2010-08-03 16:34
fanseabさん完全にはまりました。やはり生態観察というのは本当に興味深いですね。たとへ良い写真をとれなくても、わくわくドキドキしながら飛んでくるのを待っています。
Commented by kmkurobe at 2010-08-03 16:35
虫林さん本当にお疲れ様でした。おかげで色々と楽しませて頂きました。こうなったら、いつ頃まで産卵しているのか、なんとか継続して観察してみたいものですね。
Commented by banyan10 at 2010-08-03 18:23
山ゴマは霧の中の幻想的な雰囲気が似合いますね。
山の天気は変わりやすいので心配でしたが、無事に案内できて一安心でしょうか。
ムモンアカは吸蜜、産卵といろいろなシーンが登場してすばらしいです。
Commented by kmkurobe at 2010-08-04 10:51
banyan10さん結果として蝶そのものの撮影のためには最高の天気でした。光線も柔らかで、なにより蝶が直ぐとまってくれて、ほとんどが開いてくれました。ムモンアカここでは交尾がまだ観察できません。ほかの発生地よりかなり高いところばかり飛んでいるせいかもしれません。
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