「雨の日にはブルーの蝶が似合う」はずだったんだけど・・・・・

梅雨の中休みとか・・・・・ひたすら暑い!!
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6/17 は飯山市で行われた第二回オオルリシジミ親子観察会。
2004年に再発見されたという発生地を体験したかったので参加する。
偶然、同日に申し込んであったという「ネイチャーKENDAMAR」のOさんと長野で待ち合わせる。
一般道を走ったが、思いの外近い感じがした。
さて、集合場所に着くと、「北信に舞う蝶たち」の H.A.さん、「まめパパのひとり言」のまめパパさん。
みなさん地元からの参加組である。
ふと見るとどこかで見たような後ろ姿が・・・・・
「フィールド・ノート」のtheclaさんも登場。
楽しい観察会になった。
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「雨の日にはブルーの蝶が似合う」という言葉があるが(勝手に作った・・・・・)できればそこそこの気温で、薄日が差すぐらいが望ましいのだけど・・・・・

天気予報ははずれ、午後から晴れのはずが、現地到着時刻にはピーカン・・・・・・
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1972年の6月11日
この時代でも、何処にでもいる蝶では無くなっていたと思う。今と違って情報も少なかったしね。

とにかく暑い日だった。当時でも珍しいスイッチバックのある姨捨駅で降りて、冠着トンネルまでの篠ノ井線の線路端を終日うろついた。
直射と照り返しでクラクラするばかりだったが、ほとんど水も飲まずに歩き回っていた。若かったね・・・・・・
半日かけてもどうしても見つけられず、駅に戻る道を間違えてあわてていると、棚田のふちに残っていた草むらのクララに綺麗な雄が吸蜜に来ていた。

松本に向かう車窓から見ると、ニセアカシアの花が川沿いにずっと咲いていた。

あれから40年だよ・・・・・現地に着いて発生地に向かう道を登る。40年後もひたすら暑い・・・・・・

ギンイチモンジセセリがいそうな、ススキに灌木が混じる沢沿いに広がる斜面をひたすら登る。
驚いたのは蝶の数があまりにも薄いことだ。
ヒメシジミ、スジグロ、モンキチョウ、ミヤマカラスアゲハなどそれなりに見かけるのだが。
荒れ地という言葉がぴったりの環境がこの蝶には合っているのかもしれない

最初に見つけた雄は、草原と林の境目を探雌と思われる飛翔を続けていて、まったく休む間がない。
とても撮影できないので深追いせず・・・・・とにかく立っているだけで暑い・・・・・
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中間点あたりからクララの株が増えてきた。随分立派な株ばかりである。食草は豊富に有るようだ。
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ニガナと思われる花で吸蜜していた羽化直後と思われる雌が、良いモデルになってくれた。
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なんとか開翅もゲット。
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スタッフによれば前日は数頭見られただけとのこと。雨上がりでそれなりにまとめて羽化したようだ。
気温が上がり過ぎたようで、葉陰で休止状態の雌ばかりが目に付く。
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雄は吸汁している個体のみ撮影。
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これではとてもね・・・・・来年の課題としよう。

終了時間が近づき山を下り始めたらtheclaさんから交尾個体発見との℡が・・・・・
振り返るとかなり上に人だかりができている。なんとか混ぜて貰うことができた。
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死ぬ思いで一斜面を駆け上がる・・・・・本当に死にそう・・・・・・いい年をして・・・・・・
ひたすら暑い数時間が過ぎ気力喪失でとても転戦の気分には慣れず・・・・・

やはりオオルリシジミには「灼熱の太陽」が似合うようだ。
by kmkurobe | 2012-06-18 16:20 | 生態写真 | Comments(12)
Commented by hemlenk at 2012-06-18 16:41
お疲れ様でした。
昔のままの環境が残っているんですね。荒地…ですか。少ない個体数に出会えてよかったですね。(^^)v
30年近く前、今の東御市あたりに探しにきたことがありましたが、そのころすでに風前の灯で、出会えませんでした。北信のこの地、環境が残っているとすれば、モドキなんかも見つかりませんかね(^_^;)
Commented by kenken at 2012-06-18 23:10 x
自然個体が残っているとは、素晴らしいですね。
観察会ということは、きちんと保護されているようで、末永く残ると良いなぁ~
来シーズン以降の観察会に参加してみたいものです。
Commented at 2012-06-19 10:41 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kmkurobe at 2012-06-19 11:47
hemlenkさん80年あたりが境目のようですね。
新刊の「戸隠の蝶」ではオオウラギン、もモドキも広範囲に記録されていたのがこの頃からぱったりと記録が無くなっていますね。
Commented by kmkurobe at 2012-06-19 11:51
kenkenさんここは行政・地元愛好家・企業系NPOと、それなりに体制ができているようです。
ただあれを維持するのは大変ですね。草刈りにしても湿地依存型とちがって範囲があまりにも広大ですから。
同じ環境はあちらこちらに現存しているのですが、どうしてあそこにだけ残っていたのでしょう。
我が地元に記録が有る場所はかなり地形も環境もにていますね。
Commented by kmkurobe at 2012-06-19 11:54
鍵コメさんどうもです。まったくそのとおりです。安曇野の保護地は一般開放してある場所では維持できていません。あれでは当たり前ですが、公開していない場所はまったく違うようです。
東御市の場合は企業の見識と地域がうまくタイアップしていますね。
Commented by H.A. at 2012-06-19 12:00 x
暑い中お疲れ様でした。
オオルリのイメージは蒸し暑い場所なんですね。
草原性のチョウは減少著しいというのはとにかく管理できなくなってしまっているからでしょうが、まだまだ「もしかしたら」という場所が希望も含め、あるかもしれないと思いました。
Commented by たにつち at 2012-06-19 13:59 x
目的どおり、飯山のオオルリの各シーンを撮られましたね。
昔の思い出の段落が特にいいですね~。
灼熱が似合う、というのはちょっと意外ですが・・お疲れ様でした。
飯山のフィールドもいつか伺いたいと思います。
Commented by kmkurobe at 2012-06-19 14:46
H.Aさんお疲れ様でしたね。あのあとも転戦なさったのですね・・・・・
千曲川のジャコウ発生地に寄り道下だけで、地元まで逃げ帰りました。
完全に脱水症状でした。来年はたくさんの水分をもっていかなければいけませんね。
もう一度出かけてみたい場所になりました。
Commented by kmkurobe at 2012-06-19 14:48
たにつち さん行ってきましたよ。2時間以内に3カ所とも出かけられるのはすばらしい。今度は阿蘇も行ってみたいですね。
でもあれをみるとどこかにまだまだ残ってそうな気がします。
ゴマシジミも含めてまだまだ探索の価値がありますね。
Commented by ネイチャーkendamar at 2012-06-19 19:50 x
新聞に熱心に撮影されているKmkurobeさんが出ていましたね!
元気な姿でした。
Commented by kmkurobe at 2012-06-20 15:07
ネイチャーkendamarさん写っていましたねぇ・・・・
最初は自分では全然わかりませんでした。
携帯のオバチャンにアドバイスしていたことだけ思い出しました。
よく飛ばなかった・・・・・
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