2013年ゼフィルス詳報-ジョウザンミドリシジミ

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当地ではもっとも個体数が多くて、比較的開翅が撮影しやすい場所と時間に活動してくれる。
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今年は例年よりやや早く発生が始まり、今年のゼフィルス全般の傾向なのか雌雄がほとんど同時に発生したため、個体数が例年より多く感じた。
ただピークはあっという間に過ぎてしまい、高度の高い発生地でも、平年なら最盛期のはずなのに擦れた個体が多かった。

毎年雄は随分たくさん撮影できたのだが、雌の生態は全く観察できなかった。

今回雄が多数テリを張る近くで、雌が何日も続けて複数観察できたのは、今後の何らかの手がかりになったかもしれない。
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雌達は木陰で静止していることがほとんどで、雨上がりに薄日が射すと、葉表に出てきて開翅をしていた。

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雄は朝方中央のイタドリの葉上や下草のススキの葉上でテリを張っていた。
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イタドリの背後には発生木と思われるコナラの林。
東向きの前方が広場に向かって開けている。
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ここで連日緑系のゼフィルスでは珍しい交尾が観察できたのもそのせいなのだろう。来年からの観察はもちろん、エゾミドリシジミなど近縁の種類の撮影にヒントになるんじゃないかと思う。


炎暑の昼過ぎ、ゼフィルスたちの姿はない。
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イタドリの中を覗くと葉の陰で休止したり、吸汁している個体があちらこちらに観察できた。
雌雄が近くにいても全く関心を示さない。
by kmkurobe | 2013-07-30 16:18 | 生態写真 | Comments(4)
Commented by hemlenk at 2013-07-30 17:50
占有行動は、♀がそこに現れるから…ではあると思いますが、♀がそうさせているように思えてなりません。場所取りで争わせて、さらに最後には自分に着いて来れる♂、それを選ぶための儀式のようなもの…なんていうのはおかしいですかね(=^・^=)
他の蝶のように、♂が♀を探すのとはちょっと違う気がしてならないのですが、なかなかそれを裏付けるシーンには出会えません(^_^;)
交尾に至る過程をもっと観察したいものです。
Commented by thecla at 2013-07-30 23:21 x
緑系のゼフの交尾、見たことが無いので凄いです。
かってに樹上だろうと思っていましたが、そう言えば、昔メスアカ♂同士の誤求愛を撮影した場所もずいぶん低い位置でした。
Commented by kmkurobe at 2013-07-31 14:50
hemlenk さんわたしもそう思いますよ。種類によって発生地と交尾する場所が離れている種類もいると聞きますが、ジョウザン、エゾ、ハヤシ、ウラジロなどはテリ張りの周囲にある食草下の暗がりなどは注意しないといけないでしょうね。
雌が狙って観察できるようになるとうれしいのですがね。
来年はアイノ、メスアカの雌を「狙って」撮影してみたい物です。
Commented by kmkurobe at 2013-07-31 14:52
theclaさんメスアカは雄がテリを張っている近くの暗い場所にじっとしていると聞きましたが、地元では5年越しでまだ見つけられません。ゼフの雌の撮影はほんとうにチャンスが見つけられません。
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