2014年ゼフィルス最終盤

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梅雨明けすると蝶相がめっきりと寂しくなる。特に朝から強い日差しが当たり始めると、ジャノメチョウやコミスジが目に付くくらいで寂しい限りだ。
ミドリシジミは信州の高原地帯では、なぜか再終幕を飾る緑系ゼフィルスだ。
高標高地点では8月に入っての発生と聞く。
姫川の源流部はもともと広い湿原だつたので、あちらこちらにハンノキやの林が残っている。
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沢沿いなどではオニグルミも多い。
またこれらは耕作地の周囲に広がっているので、環境の良い場所ではムモンアカシジミの発生地も点在している。
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この三種の発生地の環境にはそれぞれになにか関係性があるような気がする。
蝶が飛び交う開けた空間、その内部は樹液の出ているような湿潤な雑木林。周囲には湿地・沢、古いウメやモモの樹、耕作地、クズの花。
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オオムラサキやスミナガシ、カブトムシやカナブン、 ジャノメチョウ、ヘリグロチャバネセセリ、キマダラモドキ、オオヒカゲ。
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典型的な晩夏里山の風景かな。

ミドリシジミは広い範囲で発生地が点在しているのだが、ここ数年まとまった数が見られなくなってしまった。
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産卵数もめっきり減ってしまい、以前は20卵を越える卵塊もよく見られたが、成虫の数とともに5卵を越えることも珍しくなってしまった。
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例年と同じように、ほとんど毎日観察に出かけてみたのだが、何とか撮影するのが精一杯だった。


ムモンアカシジミは2008年以来継続して観察できている。
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今年も7月20日前後から発生を始めたようで、8月に入って産卵行動も見かける様になった。
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それでもホストとなる樹は周囲の草刈りの状態だけでも、微妙に変化するようだ。地元では並んで3本ある中のホウノキがメインだったが、数年前、草刈りの時、幹に絡まっていたツタを傷つけて枯らしてしまった。その結果、アリの数が減ったようで、産卵場所は周辺の別の樹になってしまった。
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オナガシジミはなかなか見つからず、情報をいただいて撮影に向かう。地元と同じような環境なのに悪条件の中ぽろぽろと飛び出してきた。
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ウーン。何処がちがうんだろうね。
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by kmkurobe | 2014-08-04 11:04 | 生態写真 | Comments(0)
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