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ムモンアカシジミもそろそろお終い。

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2016年はとにかくチョウの発生が不作で種類によってはほとんど姿が見られなかった。
ことにタテハ類は極端に不作で、シシウドに群がるはずだったヒヨウモン類やクジャクチョウ、キベリタテハなどはほとんど見ることができなかった、例外はサカハチチョウとエルタテハだ。同じ食草なのにそこそこ見られるのはなぜだろう・・・・・
ヒョウモン類でも食草が違うコヒョウモンだけはなぜか多かった。
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ゼフィルスは過去10年間で飛び抜けて不作。
安曇野で観察できるゼフイルスは20種類。フジミドリとクロミドリはまあ局地的な分布なのだが、例年ならかなり観察できるはずのエゾミドリ、ウラミスジ、ハヤシミドリは発生がきわめて少なく、ジョウザンミドリでなかなか撮影チャンスが無かった・・・・・来年に期待したい・・・・
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ムモンアカシジミも今まで5年以上キープしてきた発生地が軒並みレベルダウン・・・・・やはりアリに依存しているチョウは環境の変化がもろに影響するようだ。
共通して言えることは間伐や下草刈りで発生地が明るくなってくると、とたんに減少してくように感じられる。やはり下草を含めた環境が維持できないと湿度と日照などがアリの活動に負荷をかけているのだろうか。
今年の発生は7月20日前後からとやや早めだが、他の種類の発生から考えるとそれほどでもないようだ。
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吸蜜はやはり白い花が好きなようだ。
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ムモンアカシジミはゼフイルスの中で交尾がもっとも観察しやすい種類だと思う。
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交尾中に2♂がからんで4P状態・・・・
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新しく見つけた発生地
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大きなクヌギが発生木かな?アリがたくさん。
表へ回るとストッキングを着けた羽化直が。
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このチョウはやっぱり人里とつかず離れずがいいのだろう・・・・

でもこのチョウを撮影してみるとシーズンの終焉を感じてしまって、なぜかもの悲しい・・・・・
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by kmkurobe | 2016-08-23 10:30 | 生態写真
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