本日のお題はミヤマシジミ

本日のお題はミヤマシジミ

白馬では年2-3回の発生と思われる。お盆過ぎから数が増え始め10月まできれいな個体が飛んでいる。

春先はヒメシジミとほぼ同じ頃に発生を始めるが、秋口に比べると数はうんと少ない。端境となる梅雨時はさらに数が少なく、たまに飛んでいてもすり切れた個体ばかりである。
たまたま発生したばかりの雄が数頭飛んでいたので、周りの環境を写し込んでみた。今にも雨が降りそうな条件ではあるが、幸い風はない。
まずは開翅の状態でアップにしてみた。
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晴れた日に比べるとブルーの出方が違うかな・・・・やや白っぽいような。
特に秋型ではもっと濃い色に感じられるが。
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バックに写り込んでいるのは食草のコマツナギである。護岸の割れ目や砕石の間など水捌けのよいところに群落を作っている。
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ワイドはまあまあいい感じに撮れたと思う。
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ここは雪を捨てたりするため、定期的にブッシュなどを伐採しているので、環境が維持されているようだ。
ここはまた地域の方々によってこの群落を守ろうという保護がなされている。夏期に違法キャンパーが車を止めるため、どうしても踏み荒らされてしまうからだ。

結果としてこの環境に適応している虫たちも保護されている。
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このようにコンクリート打ちっ放しの護岸でも考えようによっては草も刈らない土手よりもずっといろいろな生物を維持できるわけである。
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保護という前に周囲の環境の調査がいかに大切か考えさせられる。

クモマツマキの発生地の砂防ダムは造るべきではないなどという声もある。
ただこの地に住んでいるといかに砂防ダムが大切か、人間の生活を守っているか、身にしみてわかる。

問題は作ることよりも、作った後にいかに環境を考え守っていくかではないだろうか。
自然の力は偉大だ。10年で建設当時とはがらっと変わってしまう。コンクリートの塊にもひびが入り、土石流によってえぐられ、プールは土砂で埋まってしまう。

わが家の近くでは、長大な用水路のたった数十メートルをU字溝に替えただけなのに植生が変わり、特定の蝶もキノコも見られなくなってしまった。それほどデリケートな自然を理解することが環境保護の第一歩ではないだろうか。

おいしい「イグチ-ジコボウと地元で呼ばれる食用キノコ」が一杯採れたのに残念・・・・・
by kmkurobe | 2006-07-21 17:35 | | Comments(10)
Commented by 蝶と里山・・・・ at 2006-07-21 19:41 x
夏型でしょうか、綺麗な個体ですね。コバルトブルー?何か色合いがとても夏らしく感じます。
さて、どうでしょう。明日一日あけて日曜に奥地アタックというのはどうでしょうか?美麻トンネルを越えた時の第一印象、春は白馬の方が良かったような気がします。ところが夏に近づくにつれ逆に善光寺の方が良いように思えます。
自分の車で飛び回る身軽さをつくづく感じています。修理上がりは来週前半の見込みです。
来週の末、やや天気が心配ですが黒斑山から蛇骨岳をアタックする計画です。
Commented by kmkurobe at 2006-07-21 19:46
この大雨のあとですから、林道の奥はおひとりでは危険です。
戸隠、笹ヶ峰辺りの方がいいのではないでしょうか。
8月上旬なら蓮華温泉の奥なら出会うことができるかもしれません。
確実なら上高地でしょう。
Commented by 蝶と里山・・・・ at 2006-07-21 20:52 x
ありがとうございます。実は今、ザックに荷物を詰めていました。
下のポイントの上部の林道が崩れているのではと気がかりでした。
それ以外は危険箇所はないでしょう。
ただ、奥の右の砂防ダムを越え対岸に渡ろうかと思っていましたので、そこが最大の命取りになる場所でしょうね。
笹ケ峰、考えていました。でも、その道も心配です。
蓮華温泉までは車で心配なく行けるのでしょうか?地図で調べたら白馬の向こう側ですよね。小谷村は水害の本場、まだ白馬の方が知っているだけ安心です。今シーズンは蛇骨岳にかけます。
Commented by ヘムレン at 2006-07-21 21:05 x
すごい!新品ですね。。キレイです。ミヤマシジミ&安曇野は私にとってはペアに思えます。はじめて出会ったのが、鹿島・・2度目は岩岳でした。そして安曇野に暮らして、すぐ近くにも・・きれいな川があればこそですね。。うれしくなります。
Commented at 2006-07-21 21:13 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by chochoensis at 2006-07-22 09:53
「ミヤマシジミ」きれいですね!私の住んでいるところでは、保護しているとは言うものの、ほとんど」全滅状態だと言います。コマツナギは健在だと言うのに・・・。信州行きたいな・・・。
Commented by kmkurobe at 2006-07-22 12:30
ヘムレンさんキノコ情報ありがとうゴザイマス。イグチは素人でも判別がついてしかもあまり山奥ではない場所に生えていて、しかもおいしいのでお気に入りです。
ウームコウタケですか・・・・・このあたりでは最高級品ですからね。一度生えているとこ見たいものです。
Commented by kmkurobe at 2006-07-22 12:33
chochoensisさんどうもです。コマツナギは結構広い範囲にあるのですが、ミヤマシジミの分布はかなり局地的です。
たとえば川の北側と南側ではまるで違います。

きっと条件がいろいろあるのでしょう。
Commented by maeda at 2006-07-22 18:53 x
白馬のミヤマシジミも懐かしいです。
クロツと一緒にいました。
松本市ではかなりの個体数でした。
その中からブルーの載った♀を捜して撮ろうとしましたが、夢かないませんでした。
機会あったらお願いします。
Commented by fanseab at 2006-07-22 20:16
3枚目の逆光気味の写真、グッドです。この手の光線の回り具合が
気に入ってます。背景の渋い赤とミヤマのブルーが落ち着いた雰囲気ですね。変に明るい状況よりも、好ましいような気がします。
この写真、もう少しトーンカーブを弄って暗くすると、ミヤマの縁毛がブルーに輝くかもしれません。一度お試しを。
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