まさに「男はつらいよ」-ヒメギフチョウの求愛

晴れてはいるが黄砂が飛来しているようにどんよりとした空。春霞と言うにしてはアルプスも汚れた感じに見える。
気温が上がらないが、通勤途中に定点経由でヒメギフポイントに出かけた。
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08:29:23 ISO100 1/500 F10 f=17.0mm スポット測光 0.0EV α-350

たんぼの畦に草が伸びてきた。コブシの蕾もさやがはじけて開花はもうすぐだ。
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08:29:58 ISO100 1/200 F11 f=70.0mm スポット測光 0.0EV α-350

ヒメギフポイントは日差しは強いが地温が上がらずキクザキイチゲの花も閉じている。どうやらわが家のクロッカスやミスミソウが開き、ここのキクザキイチゲが開き始めるぐらいが、一番撮影に適した気温なのだろう。
要するにこの季節は休みの日でないと撮影が困難と言うことだ。うーん困った。
お昼近くまで小雨がふり、12時ころから晴れ間が出てくるというシチュエーションは今年はまだないな・・・・・贅沢かもしれないが・・・・・
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08:47:49 ISO100 1/60 F11 f=17.0mm スポット測光 0.0EV α-350

さてお昼になり弁当持ちで山を登った。空模様はあまり変わらないが地温は上がったようで、朝見たキクザキイチゲは完全に開いていた。案の定やや強めの風に乗って、ヒメギフチョウ達はすごいスピードで飛び回り、飛翔写真も撮影するチャンスもない。あきらめてランチタイムにした。
お茶のボトルを開けていると、目の前の土手上を飛んでいた雌に数頭の雄が求愛を始めた。
飛翔用のセッティングなので連射してみると意外な事になった。
なんと手込めにしようとした雄が雌に振り払われたあげくに、ブッシュに絡まってしまい撃墜されてしまった。
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12:13:09 ISO500 1/2000 F5.0 f=180mm スポット測光 0.0EV α-700

雌がなにごともなく飛び去った後には前翅が片方無くなり、後翅もちぎれかけた哀れな雄が歩き回っていた。
10秒そこそこのことなのだが。ヒメギフチョウの求愛行動の中にこんな危険があるとは思いもしなかった。うーんまさに「男はつらいよ」である。
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12:44:15 ISO200 1/1000 F13 f=180mm スポット測光 0.0EV α-700

本日の五龍岳は午後になりさらにぼんやりとしてきた。
帰りがけに一瞬だけスミレ吸蜜に来たが良い角度には回り込めず。しばらく張り付いたがチャンスは来なかった。残念だがこれが精一杯・・・・・
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2008/04/15 12:41:01 ISO200 1/400 F4.5 f=200mm スポット測光 0.0EV α-700

帰宅して庭のミスミソウを見ると満開。これでは止まらないはずである。
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13:14:58 ISO100 1/125 F11 f=17.0mm スポット測光 0.0EV α-350

次回から花センサーとヒメギフチョウの活動の関係をもうちょっと調べてみるのもおもしろそうである。
さて明日は晴れのち曇りの予報。木曜は2週続けてぐずつき模様か・・・・・休養の一日。それも良かろう。
by kmkurobe | 2008-04-15 18:44 | 生態写真 | Comments(12)
Commented by ma23 at 2008-04-15 21:26 x
ヒメギフチョウの求愛とあったので、いいな〜と思いながらブログを読み進めてみてビックリ!ほんと命がけの求愛ですね。。ちょっとショッキングでした。
Commented by maeda at 2008-04-15 21:32 x
虫同士で怪我をするほどの争いは本来ないはずですので、ちょっとしたトラブルなのでしょうね。
でもその瞬間が捉えられたとはすごいです。
Commented by kenken at 2008-04-15 22:25 x
これは思いもよらぬ光景ですね。こんな無残な姿になるとは・・・
自然界は厳しいもんです。
Commented by 6422j-nozomu2 at 2008-04-15 22:34
あれれ、可愛そうな同士よ。人間界の縮図のような。ほんまかいな。
Commented by cactuss at 2008-04-15 23:06
こんなこともあるんですね。かわいそうな雄です。ちょっとしたハプニングなのでしょうけど、こんなに無惨な姿になってしまうとは・・・。ヒメギフチョウはもう終盤に近いのでしょうか。まだ、新鮮な個体もいるのでしょうか。
Commented by kmkurobe at 2008-04-15 23:11
ma23 さんどうもです。交尾写真が撮れるかも・・・・・と期待したのですが。これも自然のなせる技なのでしょう。本当にビックリしました。
Commented by kmkurobe at 2008-04-15 23:12
maedaさんギフチョウ属はブッシュ中を飛び回りますが、求愛をみていると危なっかしい感じがしていました。
今回目撃していてヤッパリという感じがしました。
Commented by kmkurobe at 2008-04-15 23:13
kenken さんすごいでしょ・・・・・私もビックリしました。取り残された雄を手に載せると片羽でうごきまわり本当にショッキングでしたよ・・・・・
子孫を残すのは大変ですね。
Commented by kmkurobe at 2008-04-15 23:15
ノゾピーさん長いことチョウの観察をしていましたが、鳥に食べられたり、水面に落ちてしまったのは見ましたがこんなシーンは初めてです。ビックリしました。
Commented by kmkurobe at 2008-04-15 23:16
cactussさんこの産地は特異的に発生が早いところです。
この辺りのヒメギフはこれからが本番です。週末には次の場所でも発生が始まると思います。
Commented by 蝶山人 at 2008-04-16 08:46 x
お誕生日おめでとうございます。
いつも素晴らしい蝶と花と山
安曇野の自然中継有難うございます。
kmkurobeさんの写真を見ていると
故田淵行男先生が終の棲家を安曇野に決めた理由が
少し判るような気がします。
(もちろん常念に近かったことが大きいのでしょうが)
これからも素晴らしい安曇野の自然中継して下さい。
Commented by kmkurobe at 2008-04-16 18:46
蝶山人さん有り難うございます。まーえー歳になってしまいました。
なんとかもう一度タカネヒカゲの撮影に行こうと思っている内にリミットはすぐそこまできてしまいました・・・・・頑張らなければ・・・・・
田淵さんが愛した牧の集落はいまでは町中になってしまいましたが、げんざいもすぐ近くの山沿いにはこの季節ヒメギフチョウが飛んでいます。
安曇野は本当に美しく、心豊かに生きられる場所だと感じています。
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