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いよいよ最終盤-クロツバメシジミ第3化

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8月に入って昨年のように酷暑が続くのかと思ったら、アルプスが一日中見えている日が全くない・・・・・
ただ湿度が高くて日照も適当なせいか、夏枯れの様相は少なく、いまだに緑が美しい。
お盆を過ぎて雨ばかり降るようになってしまった・・・・・・しかも寒い・・・・・・
まるで秋雨の頃のようだ。

さて近場でちょこちょこと撮影した真夏物を色々と。
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クロツバメシジミはやっと第3化の最盛期になったようだ。
もっともモノトーンの蝶の旬は本当に短く、なかなか綺麗な翅表は写せない。
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この日は雌がある程度まとまって発生したようで、あちらこちらでカップルの姿が見られた。
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恋路の邪魔をするふとどきもの2態。
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雄がやや擦れてはいるが今年は1化、2化に続いて交尾も観察できた。
柳やニセアカシアが大きくなって、環境がやや悪くなっているのが心配だが、復活4年目もなんとか大丈夫・・・・よかった、よかった。今年はもう1回くらい発生があるかな・・・・・
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先日訪れたゴマシジミの発生地。「ゴマシジミを採らないでください。」と複数の立て札が・・・・・・
ついにここまできたかという感じ。オオゴマシジミを含めて、特定場所への集中は明らか・・・・・・
撮影している小生を尾行して獲物を探している「絶滅危惧種」には参った・・・・・・
確かに確実だとは思うが、恥ずかしくは無いんだろうかね・・・・・
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6時過ぎでは開翅など望めず、黒っぽい個体が朝日の中に静止していた。
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マツムシソウにナデシコ
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ススキの穂も伸び、キキョウやクズ、ハギの花もすっかり秋だ・・・・・
by kmkurobe | 2011-08-22 10:12 | 生態写真 | Comments(10)

奇跡を呼ぶカメラマン-初撮影2種

ネイチャーKENDAMARの歳時記のOさん。その昔、同じところで仕事をしたことがある。
もっともそのころは、まさかこれほどあちらこちらご一緒するとは思わなかった。

とにかく引きが強い。今年も高山蝶はトライしたすべてを撮影。出かけていないミヤマシロチョウだけ取り損なった・・・・・とのたまっている・・・・

最近も時々ご一緒するが、今回も奇跡が起きた。
それも同日に2種類だ。

スミナガシとゴマダラチョウ。全国的にはさほど珍しい種類ではない。この標高800㍍を超える場所ではかなりレアで、3年に1度姿を見られれば奇跡に近く、未だにまともな撮影をしたことがなかった。

前夜にOさんから電話があり。マイポイントのムモンアカシジミを撮影に出かけたいとのこと。
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仕事前に蝶を撮影する会なのであわただしいことこの上ない。

目的のムモンアカシジミはいっこうに飛ばず、仕事時間が迫ってきたとき「あっ!スミナガシ」

フキの葉の上に夢にまで見たスミナガシが開翅!!!!!
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震える手で何枚も撮影したが、設定ミスでブレブレ写真の量産に終わる・・・・・・・
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お昼になり再度合流。ムモンアカシジミはまったく姿が無いとのこと。

再度時間が迫ったとき「あっ!ゴマダラチョウ」
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今度は羽化直後の綺麗な個体がなんとO氏の車に止まっていた・・・・・
激写・・・・・激写・・・・・
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今度は強い日差しで飛び飛び画像の量産・・・・・

本日は速報ということで。

いやいや、うれしいね・・・・・
by kmkurobe | 2011-08-11 16:59 | 生態写真 | Comments(20)

やっと本格的な夏に。-ムモンアカシジミの産卵

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この週末になり雌もチラホラと見かけるようになってきた。昨年のように活動時間になると多数が卍飛翔を繰り返すこともない。やはり個体数が少ないせいだろう。
ただ、まだまだ綺麗な個体が楽しませてくれる。
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朝方一番で降りていたこの個体も、尾状突起の先端には綺麗な白いボンボンが輝いている。
北アルプスがなんとか背景に入った。
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この日は気温が高かったせいか、開翅することもなく舞い上がっていってしまった・・・・・
午後は更に気温が上がった。木陰で静止している個体があちこちに見える。
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今年初めての産卵は午後1時過ぎ。カシワの地上高3㍍くらいの場所から、段々と上部に移動して、所々で腹端を樹皮の裂け目に入れていた。
1頭がホストのカシワに沿って地表近くまで降下してきた。どうやら産卵が始まったようだ。
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しばらくしてうまい具合に地面と平行な位置で産卵。下の方に何卵か見えている。
久しぶりに良い感じの産卵シーンを撮影することができた。いよいよ夏本番強烈な暑さが身にしみる・・・・・
by kmkurobe | 2011-08-08 14:59 | 生態写真 | Comments(10)

無文な日々の中で-アオバセセリ

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オレンジ初見から1週間。それなりに撮影することはできるのだが、昨年のように暑い昼下がり、樹上あちらこちらで卍飛翔を見ることができないでいる。全くチラとも見えない・・・・・
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ここ1週間、肌寒い梅雨時のような気象続きだったせいかもしれないし、まだ発生の初期で個体数が少ないからかもしれない・・・・・・
いずれにしても今のところ観察できたのは雄ばかりだ。

それでも毎回、あのかわいいオレンジのベレー帽にあうことができた。

今回はまた念力勝負に成功。
しかもガクアジサイの上だ。
どこからともなく降りてきた雄が目の前のアジサイに止まった。カメラを構えているの良い感じの角度に移動した。
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開け!!
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開け!!もうちょい!!

開いた!!!!
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朝方は割合に低いところに降りている。下草の露が綺麗に光って美しい。
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午後は定番の白い花で吸蜜。
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随分長時間吸っていた。
その後、葉上に移動。
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ここでも何か吸汁しているようだ。

昨年ここで初めてアオバセセリを見た。
春先から何回も挑戦していたのだが思いを果たせずにいた・・・・・

オレンジの吸蜜を撮影した後、車に向けて移動しているとかなり暗い道路上に何か集まっている。
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シルエットはスカシバのようだったが・・・・・
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なんと長年探していたアオバセセリが集団で吸水していた。これで昨年が偶産では無いことがはっきりした。
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それにしても真っ暗がりでのアオバセセリの撮影は本当に大変。
アオバセセリの動画。スチールより見た感じはことらに近いような・・・・・・
盛んにポンピングをしていた。
こんどはもう少し明るいところでお願いしたいね・・・・
珍しくこの季節にウラギンシジミが吸水をしていた。
当村ではアオバセセリもウラギンシジミも超レアなのだ・・・・・
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by kmkurobe | 2011-08-06 14:17 | 生態写真 | Comments(10)

夢にまで見た「綿毛」

昨日「羽化直後のムモンアカシジミは脚に綿毛のような体毛があり、これが剥がれて蟻たちの攻撃から身を守ると聞く。何とかその綿毛を観察したくって雨にもかかわらず発生地に出かけた。」
と書いたばかりなのだが、まさかこんなに早くチャンスにめぐまれるとは思わなかった・・・・・

本日も雨・・・・・一応仕事前に一通り発生地の様子をうかがってみたが、全くチョウの気配が無い。気温も20度そこそこなのですぐに撤退。

お昼休みにわずかばかり時間があったので、ホストの周りを見ていたら、きれいな個体が草陰に静止していた。

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まだ羽が伸びたばかりのようで、全く飛ばない。
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周りの草をどけながら少しずつ近づいて撮影する。
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実はまったく気が付かなかったのだが、モニターで確認してみると、6本の脚すべてが夢にまで見たフワフワの「綿毛」にくるまれていた!!!!
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やったね!!!!
ポケットにGXRが入っていて本当に良かったね・・・・
何でも「足に付いたネズミ色の綿毛の中に蛹時代の蟻の攻撃を押さえる物質(ガス)が含まれているらしく蟻は興味を示すが攻撃はしない・・・・」とかあり、数10分で飛び去ると書いてあった。
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出会ったのは本当に羽が伸びきったばかりだったのだろう。写真で見るように、ホストと思われるのホウノキは1㍍弱の土手の上にある。
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そこから少しだけ飛んだと考えれば納得できるかな・・・
ホウノキに止まらせて記念写真を撮影しようと思ったら、熱烈なキス・・・・・
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直後にやっと下枝までなんとか舞い上がって行った。まだ今年は全く卍飛翔が観察できないので、まだまだ発生はこれからなのだろう。今年も暑い「むもんの日々」が続きそうだ。
by kmkurobe | 2011-08-01 15:12 | 生態写真 | Comments(17)