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とにかく暑かった!!!

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梅雨明けの週末は酷暑・・・・・湿度も高く外へ出る気も失せる。
お休みは久々の晴れ模様。「晴れ時々曇りまたは雨一部では霧」
毎度訳のわからない山岳予報だ・・・・・
早起きして今年も登ってみる。いつまで登れるんだろう・・・・・・
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焼岳を見ながら川を渡る。
本当に静かでほとんど人影もまばら。
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反対側に見えるいつもの沢はまだ山陰で眠っているようだ。
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木道を歩き沢の入り口までは霧がかかって幽玄な雰囲気の中を歩く。
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2000メートルを超えた頃、周囲の山々もくっきりと明るくなってきた。
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谷間に光が差し込むのを待機していると、笹の上でクモマベニヒカゲが日光浴をしていた。
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9時近くになって活発になってきたがなかなか止まってくれない。
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10時をすぎて「朝食」の時間になったようだ。クガイソウ、ハクサンフウロなど吸蜜に忙しい。
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やっとモデルになってくれた。
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もう一種類は今年はとにかく見つからない、体感では例年の1/5くらい
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。ベテラン3人でも1時間近く全く見つからなかった・・・・今年は何かおかしいね・・・・・・
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ややスレてはいるがタカネキマダラセセリがやっといいところに止まってくれた。
1出発点にたどり着いた頃には、眩しいばかりの太陽に照らされて、まるで都会のような人混みの中をあることに。
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いよいよ夏真っ盛りだね。
by kmkurobe | 2015-07-27 23:11 | 生態写真 | Comments(6)

2015年リモート撮影(2)

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夕暮れの北アルプスとエゾミドリシジミ雌

当地のゼフィルスりシーズンもほぼ終了。ここ数年の試行錯誤の結果、それなりの感触を持ってゼフィルスのハイシーズンに望んだが・・・・・
今年はとにかく不作。天候不順、マイマイガ対策の薬剤散布などの影響かチャンスに恵まれなかった。
個体数が少ないとテリもなかなか張ってくれない・・・・・・
それでも今年はかなりクオリティは上がってきたかな・・・・・
ゼフのテリ張り以外にもリモート撮影は色々と応用できるので、これからも試してみたいことが一杯だね・・・・・
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ジョウザンミドリシジミはテリ張りの時間も長くて、リモート撮影のトレーニングにはもってこいだ。
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テリを張っている時はカメラが触りそうなくらいに近づけても全く動こうとしない。
スクランブル飛翔で飛び上がっても短い間隔でもとの場所へ戻ってくる。
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活動時間が午前中なのも優しい光の中で撮影できる。
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ジョウザンミドリシジミの雌。マイフィールドではお昼の暑い時間はイタドリの葉陰で吸汁していることが多い。
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日照が落ち着くと、表に出てきて開翅する事が多い。この雌は青い鱗粉が乗っている。
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どのカメラにも言えるのだが、雄は構造色のきらめきにはAFがぴったり合わせてくれるので簡単なのだが、
雌や開翅していない裏面は周囲の明るい緑に引っ張られてしまい、なかなかピントが来ない・・・・
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ここらあたりをどうするかが、これからの研究ポイントだね。
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同じ場所でオオミドリシジミはやや早い時間に林内のスポットが当たる枝先にテリを張る。
白飛びが激しくてなかなか押さえたカットが撮影できない。
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またスクランブルで飛び立った後かなり遠くまで追尾するので、被写体を確保するのが大変・・・

夕方に活動するエゾミドリシジミは周囲がかなり暗くなってから枝先に出てくるので、今度は風によって被写体ブレが多発。
今年の目標の一つだったけど何とか撮影できたのはこの程度。
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多分これはエゾミドリシジミの雌だと思う。
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このメスアカミドリシジミはクマザサの上で開翅。低いが近づけない・・・・・・こんな場合でもリモートなら簡単。
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ただ距離が遠いと、水平に近づくほど支えきれなくて、手ぶれが多発・・・・1.5メートルくらいが精一杯。

キマダセルリツバメが2メートルほどの桑の幼木に静止していた。
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真下に近づけるならば一番撮影しやすい。
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今年はイマイチチャンスが少なかったキマルリだが、最後の最後に綺麗な雌がサービスしてくれた。
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by kmkurobe | 2015-07-25 13:53 | 生態写真 | Comments(4)

盛夏の安曇野周遊

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7月になってほとんど晴れ間がない。
また「マイマイガ対策」の薬剤散布はかなり深刻な影響を与えているようだ。来年への影響が心配だが、全く姿が見えなかったわけではないので、それらの生命力の強さに期待しよう。
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いつもの年なら月末まであちらこちらでゼフの撮影を続けているのだが、あまりにも効率が悪いので地元をやや離れてみることにした。
この時期は激レアな「独りよがりかもしれないが・・・・」安曇野産夏ジャコウの乱舞を見たい。
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北アルプスを背景に、青々とした棚田の上を群飛。またラベンダーにビックリするほどたくさんの雌雄が集まったり。夢よもう一度と期待は膨らむ。
車を離れると瞬間に汗が噴き出る。
とにかく暑い坂を登っていく。姿の見えるのはほんの近くへ来てから。あまり繁殖地からは離れないようだ。
最初目に付くのは雄ばかりだったが、次第に雨が上がってくると、どこからか雌も出てきて、食草を捜しているのか、地表すれすれを低くゆっくりと飛んでいた。
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とにかくなかなか止まってくれないし傷んだ個体が多い。
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そのうち何とかそこそこの雄が休止。
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多少のスレはあるがまずまずの安曇野産「夏ジャコウ」だ。
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不意に足下から這い出してきたのはかなり綺麗な雌。
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まだあまり飛び回らないので、羽化してからそれほど時間が経っていないのだろう。
更に温度が上がると、2-3頭の雌があちらこちらで産卵を始めた。
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やはりあちこち傷んでいるのはしょうがないね・・・・・
棚田の法面にはウマノスズクサが一杯。
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ブッシュの中に潜り込むのでポジションが取りづらい。
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草むらにカメラを突っ込んで何とか撮影。
帰り際によったラベンダーの庭には今回は4-5頭しか集まっていなかったが、雌が良い感じで吸蜜。
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帰路オオムラサキを撮影するつもりで立ち寄った林で初めてオオヒカゲに出会った。
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これはうれしい「オオチガイ」だね。
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ミヤマシジミ、クロツバメシジミ第2化はそろそろ終了かな・・・・・
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今年はコマツナギの株がイマイチなのであまりいい絵が撮れなかったのは残念。
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ヒョウモン類は相変わらず少ない。これはオオウラギンスジヒョウモンかな。
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さて7月も残すところあと1週間ほど。何とか残りのお休みには梅雨明けの好天を期待したいものだね。
さて何処へ行こうかな・・・・・
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by kmkurobe | 2015-07-24 13:48 | 安曇野 | Comments(4)

梅雨明けのシロチョウ達

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3連休はあいにくの空模様。地元のタカネヒカゲを何とかしようと計画を立てていたのだが・・・・残念ながら来年以降に積み残し目標となってしまった。
さて最終日もイマイチの空模様。
天気予報では東信地域は何とかなりそうな予報だった。
ここならば多少ゆっくり出発しても大丈夫。
日頃の心がけが天に通じたようで、ICを降りた頃にはすっかり晴れ上がっていた。
目標第一のミヤマシロチョウを目指して近場の発生地まで登ってみた。
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しかし蝶の気配がほとんどない・・・・
・・知人に出会ったので聞いてみると、状況は芳しくないようだ。
不本意ながらハードワークをしようか迷っていると、山頂方向に薄い雲がかかってきた。
早々とあきらめて、予定よりもかなり早く下山を始めた。
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すると数分もしないうちに立て続けに数頭のミヤマシロチョウに出会った。
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しかもなかなかサービスが良い個体たちで、いろいろなポーズの大サービス。
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すっかり満足してしまい、山頂へのハードワークのやる気は全く失せてしまった・・・・・
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ダメ元で対面の山に登った。ここは富士山を背景にミヤマモンキチョウが飛ぶ。
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しかしなかなか撮影可能地域まで近寄れないので、成果はあきらめていたのだが、
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ラッキーなことに、ここでもサービスのいい個体に出会った。
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羽化直後の個体が足下にいたりして、期待した以上に撮影することができた。モンキチョウが紛らわしいが、
なんとか翅表もゲットすることができた。
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そこそこの気温だったが、吸蜜や産卵も観察できた。
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11時を過ぎて気温の上昇とともに休止する個体が増えて、お昼前には全く飛ばなくなってしまった。
地元へ帰って3種類目ヒメシロチョウの第2化を撮影に立ち寄る。
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そこそこ涼しかったのか、各種の花で吸蜜してくれ他いよいよ夏本番だね。
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by kmkurobe | 2015-07-22 11:54 | 生態写真 | Comments(2)

「陸中」

小学生の頃毎晩枕元に置いていた文庫本。
確かまだ実家に残っているはずだ。
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検索してみると、正式な書名は「山の昆虫たち」京浜昆虫同好会編
山と渓谷者1963年刊行とある。
いまでも覚えている記事の中には、「丹沢のギフチョウ」やら「木曽駒のタニグチコブヤハズカミキリ」「天城山のハナカミキリ」など驚くほど鮮明な記憶がある。
その中に「陸中」の記事があった。
そこに出てくるキマダラルリツバメトチョウセンアカシジミは50年たった今でも憧れだった。
今回、虫林さんにご無理を言って同行させていただいたが、山口進カメラマンと3人で数日を過ごせたことは、一生の思い出になるだろう。
虫林さん、山口さん本当にありがとうございました。
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長野を出て次が大宮。そして次が仙台でその次はもう盛岡。いやいや新幹線は早いね。
当家から松本に出るのとあまり変わらない・・・・・・
今回は東北の個体数も種類も豊富なゼフィルス、そして憧れの「陸中」のキマルリとチョウンアカシジミが一応の目的だったが、3人で撮影地へ向かう移動の車中で胸がいっぱい・・・・
虫林さんが長年調査されていたゼフィルスの林は岩手山が見えるすばらしい風景の中にあった。
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一番個体数が多かったのはウラミスジシジミ。それも地元では見られないシグナータ型がほとんどだった。
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夢中になって撮影した。
結局ここには最終日まで毎日通うことになったのだが、風雨が激しい中でも不思議に、この種類だけは姿を見せてくれた。
いやいや艶やかだね。
最終日にはなんと2頭が開翅・・・・・・
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寒冷地のイメージがあった当地だったが、クヌギ、カシワ、コナラなど樹種も豊富でウラナミアカシジミが次いで多かった。
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緑系ではアイノミドリシジがあちらこちらでテリ張りしていて、リモートで激写。
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ほぼ無傷の開翅ゲット。
曇り空のおかげで本当にいい色が出てくれた。いやいやそれにしても綺麗だね・・・・・・
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他にはミズイロオナガシジミ、ハヤシミドリシジミ、アカシジミ、ウラゴマダラシジミなど北のゼフィルスを満喫できた。
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ハマナスの高原や美しい湖を経由して憧れの地に着いたのは午後も早い時間。
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ここは有名な観光地で幹線道路沿いに植樹が枝を伸ばしていた。
気温が高くて蝶たちはどうやらお昼寝モード。
デワノトネリコの葉が改めて随分大きいと感じていると、虫林さんが早速1頭のチョウセンアカシジミを見つけてくれた。
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こちらも標本で見ていた感じより大きくて派手に感じる。
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落ち着いて周囲を見ると木陰で休止したり、産卵している個体がそこここに見受けられた。

さて翌日訪れた山里のキマダラルリツバメの発生地。集落の裏山にある休耕地には一面のヒメジョオンが咲き、周囲には廃屋と桑や桐の老木が取り囲んでいた。
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想像していた通りの舞台の中、陸中のキマダラルリツバメは姿を見せてくれた。
生憎と高所からはほとんど降りてきてはくれなかったが、十二分に「陸中のキマダラルリツバメ」を観察する事ができた。
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でもこれでいつかもう一度ここへ来る理由ができたね。
約20年ぶりの小さ旅だったけど、子供の頃の憧れを何か果たせたような・・・・・不思議な数日間だった。

もう一丁
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ミチノクケマダラカミキリ 東北亜種 apanthia daurica sakaii (Hayashi)
環境省:絶滅危惧Ⅱ類
確実な産地はほぼ岩手県に限られ、他県の記録はいずれも1例のみである。
こんなのあっさり見つける虫林さんの造詣の深さには脱帽。
by kmkurobe | 2015-07-15 07:08 | | Comments(4)