人気ブログランキング | 話題のタグを見る

暑い-蝶もお昼寝

天気予報に寄れば、お昼頃に晴れ間が見えるとのこと。
今年もメスアカミドリシジミの開翅を撮影しようと、朝方撮影地を整備した。ノコギリと剪定ばさみで小枝を払い、垂木と番線で脚立をセット。一応、ひとたたきしてみたが、何にも飛び出さなかった・・・・・
このあたりに、この数年住み着いているキジ一族の末裔だろう。
暑い-蝶もお昼寝_a0071470_15571061.jpg

改めて、写真にしてみると本当に綺麗な鳥だね。

予報に反して気温はどんどんと上がり、年に何回も使用しないエアコンを使うこととなった。
外へ出たら、灼熱の太陽がギラギラ・・・・・・
張り切って撮影地へ出かけたものの、こりゃ暑すぎてだめだ、蝶がみな木陰で休止している。
お目当てのメスアカミドリシジミはまったくテリを張らず、すぐに撮影しにくい木陰に入ってしまう。
結局証拠写真だけ。
暑い-蝶もお昼寝_a0071470_1642822.jpg

それでもがさがさやっていたら、今シーズン当地初見のホシミスジが観察できた。
暑い-蝶もお昼寝_a0071470_1612340.jpg
雌雄一度に羽化したようで、あちらこちらでもつれ合っている。
やっぱり暑すぎるようで、すぐに木陰に入ってしまう。コントラストが強い背景でモノトーンの蝶。
最悪の条件だったが、なんとか表裏撮影する事ができた。
暑い-蝶もお昼寝_a0071470_1625243.jpg
暑い-蝶もお昼寝_a0071470_163944.jpg

ウラゴマダラシジミは最盛期のようで、雌雄ともに数が増えてきた。
暑い-蝶もお昼寝_a0071470_1653820.jpg
暑い-蝶もお昼寝_a0071470_1655653.jpg

こちらも撮影しにくい場所ばかり止まる。
やっと透過光が当たる場所に出てきてくれた。
暑い-蝶もお昼寝_a0071470_1671389.jpg

しばらく待っていたら、じわっと開翅してくれた。
暑い-蝶もお昼寝_a0071470_1675741.jpg

うーん蝶の撮影は本当に条件が難しい。
本日観察できた蝶は他に、モンキチョウ、ヒメシジミ、アサマシジミ、ルリシジミ、ルリタテハ、フタスジチョウ、ヒメキマダラセセリ、ウラギンヒヨウモン。
# by kmkurobe | 2010-06-30 16:08 |

久々の再会-ゴイシシジミ

ゴイシシジミ自体は特別に珍しい蝶では無いと思う。ただ当地では2000年に一度観察したきりまったく姿を見たことがなかった。そんなわけで、昨年、原村や開田で撮影できたときは本当に嬉しかった。
さて昨日ゼフ1号、2号が撮影できたので、いよいよ定時、定点観察の日々となった。
まだまだ早いと思いながらコナラを叩くと小さなシジミチョウが舞い降りてきた。それも複数・・・・・
どきっとしたが、よく見ると懐かしい姿が。
久々の再会-ゴイシシジミ_a0071470_16125699.jpg
実に10年ぶりの出会いである。
風に驚いて飛び上がり、近くのクマザサに着地。
久々の再会-ゴイシシジミ_a0071470_1614745.jpg

ありゃありゃ、葉裏になにか見えるね。
近くの葉の裏側にはこんなに。アブラムシが・・・・・
久々の再会-ゴイシシジミ_a0071470_16145830.jpg

いつの間にか、発生地として十分の条件が整っていたようだ。昨年までまったく見なかったんだけどね・・・・・
結局、本日もウラゴマダラシジミとメスアカミドリシジミだけ。
久々の再会-ゴイシシジミ_a0071470_16165335.jpg

久々の再会-ゴイシシジミ_a0071470_1617844.jpg

ちょっとだけグリーンが見えた。
久々の再会-ゴイシシジミ_a0071470_16173747.jpg

多少時間があったので、近場のアサマシジミの未発生だった雌を捜してみた。
いたいた。
久々の再会-ゴイシシジミ_a0071470_1619218.jpg
久々の再会-ゴイシシジミ_a0071470_16191615.jpg

光線の具合がいいので、頑張って雰囲気を出してみた。
久々の再会-ゴイシシジミ_a0071470_1620731.jpg
久々の再会-ゴイシシジミ_a0071470_16202261.jpg
久々の再会-ゴイシシジミ_a0071470_16203229.jpg
久々の再会-ゴイシシジミ_a0071470_16203950.jpg

以上ミノルタ87年製100㎜マクロ+α-350。
G11でも撮影してみた。
久々の再会-ゴイシシジミ_a0071470_16214916.jpg
久々の再会-ゴイシシジミ_a0071470_1621571.jpg

やはりROWで現像しても随分絵作りが違うようだ。
個人的にはG11は綺麗だけどなんか落ち着きがない感じがする。
それでも高感度解像度はGXRに比べて引き出しやすい気がするね。
# by kmkurobe | 2010-06-29 16:26 |

号外-ゼフィルス、シーズン・イン

昨晩から当地域は大雨洪水警報、雨音は激しく、近くの水路もすさまじい音をたてて流れていた。
朝8時を過ぎると小雨程度に回復し、時々日差しも見られるようになった。
昼休みにいつもの場所を覗いてみる、そろそろメスアカミドリシジミもしくはウラゴマダラシジミがシーズン・インを告げてくれるはずだ。
号外-ゼフィルス、シーズン・イン_a0071470_15134163.jpg

林の中にはいると、なにやら白っぽいゼフが飛び出した。ウラクロシジミかとどっきりしたが、ここは順当にゼフ第1号はウラゴマダラシジミ。
号外-ゼフィルス、シーズン・イン_a0071470_1575144.jpg
ここ数年の初見は2007年は6月26日メスアカミドリ、2008年は6月21日ウラゴ、2009年は6月24日2種同時となっている。まあそれなりに季節は追いついてきたのだろう。
毎年メスアカミドリシジミがテリを張っている場所を覗くといたいた。
号外-ゼフィルス、シーズン・イン_a0071470_1585820.jpg

個体数がまだ少ないので、なかなか下の方へは降りてきてくれない。
号外-ゼフィルス、シーズン・イン_a0071470_1595013.jpg

ハチが近くを飛んだのでやっと羽を立ててくれてた。
号外-ゼフィルス、シーズン・イン_a0071470_1510586.jpg

しばらく粘ったがV字開翅してくれるのはほんの一瞬だけ・・・・・・
仕方がないので、シバキ棒で刺激しておいて撮影。
号外-ゼフィルス、シーズン・イン_a0071470_15121735.jpg
号外-ゼフィルス、シーズン・イン_a0071470_15122493.jpg

緑色はチラリとしか見えなかったが・・・・・いいねぇ・・・・・・
やっぱりゼフはいいねぇ・・・・・・
# by kmkurobe | 2010-06-28 15:13 | 生態写真

初見続々-タテハ類

6月24日は長雨の後の快晴。遅れていた蝶たちが一気に羽化し始めた。
ヒョウモン類も各種初見。メスグロヒョウモンをのぞいて、雄ばかり観察できた。
まずはミドリヒヨウモンとメスグロヒヨウモン。
初見続々-タテハ類_a0071470_10564194.jpg
初見続々-タテハ類_a0071470_1057219.jpg
初見続々-タテハ類_a0071470_10571368.jpg

ウラギンヒョウモンとギンボシヒョウモン。
初見続々-タテハ類_a0071470_10575523.jpg
初見続々-タテハ類_a0071470_1058415.jpg

ともに例年より1週間以上の発生遅れ。
フタスジチョウは相変わらず少ない。多少、環境がわるくなって食草が日陰になってしまった感じはするが・・・・・
初見続々-タテハ類_a0071470_10595342.jpg

ホシミスジは前回クモガタヒヨウモンを撮影した高原で撮影できた。
初見続々-タテハ類_a0071470_1115541.jpg
ここはクモガタの雌狙いで出かけたのだが、まったく観察できず・・・・・急に暑くなったので、夏眠しちゃったかな?
日差しが強烈過ぎたため、影と日向の境目に休止するため、撮影条件が大変・・・・・・
思い切り近づいて広角。
初見続々-タテハ類_a0071470_11351976.jpg

ふわふわと飛んですぐ止まるので、飛翔写真も。
初見続々-タテハ類_a0071470_11362042.jpg

やはり階調が飛んでしまった。モノトーンの蝶にはやはり曇り空が似合うね・・・・・
最後にまったくの証拠写真だが。
初見続々-タテハ類_a0071470_11415110.jpg

多分メスアカミドリシジミ。いよいよゼフも始まったね。
# by kmkurobe | 2010-06-28 11:13 |

アサマシジミの地理的変異②-真性アサマ

わが家の近所でも毎年アサマシジミが観察できる。エビラフジとナンテンハギそれぞれで発生しているようだか、ナンテンハギで発生している個体群のほうが数少なく、また発生時期も遅い。

本日は朝から雨、午後になってやや小やみになってきたので、2週間ほど前に終齢幼虫を確認していた発生地を覗いてみた。ここのはいわゆる「真性アサマ」と呼ばれる個体群で、前回ご紹介した個体群に比べて明らかに黒い。
アサマシジミの地理的変異②-真性アサマ_a0071470_201132.jpg
アサマシジミの地理的変異②-真性アサマ_a0071470_20111958.jpg
アサマシジミの地理的変異②-真性アサマ_a0071470_20113155.jpg

明らかに青い部分が少なく、しかも色も濃いブルーだ。
アサマシジミの地理的変異②-真性アサマ_a0071470_20135662.jpg

雌も発生していた。
アサマシジミの地理的変異②-真性アサマ_a0071470_20124737.jpg
アサマシジミの地理的変異②-真性アサマ_a0071470_20125819.jpg
アサマシジミの地理的変異②-真性アサマ_a0071470_20132017.jpg

小雨が降る中開翅していた。
アサマシジミの地理的変異②-真性アサマ_a0071470_20143947.jpg

羽化直後だと思われるのだが、雄たちはまったく関心を示していなかった。うーんどうなって居るんだろうね。
少しだけ時間があったのであちらこちら見て回ったが、雨がひどくなったのでギブアップ・・・・・
なんとか撮影できたのはこんな感じだ。
アサマシジミの地理的変異②-真性アサマ_a0071470_20171579.jpg
アサマシジミの地理的変異②-真性アサマ_a0071470_20172711.jpg

今年もいよいよハイシーズンになった。そろそろゼフたちが出る頃だろう。
それにしても強烈な雨が降っている。明日はどうなんだろうね・・・・・・

えー番外。気が抜けるといけないので24日にヒメシジミを色々。
アサマシジミの地理的変異②-真性アサマ_a0071470_20202755.jpg

背景は爺ヶ岳から鹿島槍。北アルプスが美しい展望台に沢山の蝶が集まっていた。
アサマシジミの地理的変異②-真性アサマ_a0071470_2021471.jpg

吸水集団を作っていた。
アサマシジミの地理的変異②-真性アサマ_a0071470_20223048.jpg
アサマシジミの地理的変異②-真性アサマ_a0071470_20224318.jpg

# by kmkurobe | 2010-06-27 20:23 |