人気ブログランキング | 話題のタグを見る

柔らかな雨に包まれて。

昨晩から久し振りの雨降りとなった。梅雨入り間近の本当に柔らかな雨だ。
ひどく乾燥していた周囲も、やっと息を吹き返したように感じられる。
懸案になっていたアサマシジミの発生地もいくつか覗いてみた。
2日ほど前、終齢間近の幼虫がナンテンハギで観察できたので、今回は実績のあるエビラフジの群落を訪ねてみた。本来そろそろ出るはずの広い草原にある発生地はまるで草丈が低い。どうやら残雪の影響が大きかったようだ。
林の中にぽつんとできた日だまりのような小群落。ここは日差しが良いせいか、もうエビラフジが花を付けていた。いたいた。
柔らかな雨に包まれて。_a0071470_15204820.jpg

たくさんのアリを引き連れて、アサマシジミの終齢が摂食していた。
一安心である。なにせここは毎年10個体以下の発生数。何とか今年も姿が見られそうだ。

お昼休みも20度以下の気温、多少風はあったが、ヒメシジミの開翅狙いで近くの川原へ。
柔らかな雨に包まれて。_a0071470_1524610.jpg
柔らかな雨に包まれて。_a0071470_15241773.jpg
柔らかな雨に包まれて。_a0071470_15242772.jpg

雨の日には本当にブルーが美しい。
ほぼ最盛期のようで、雄には縁毛が欠けた個体も見かけられた。
ヒメシジミのチャームポイントはここ。なんとかうまく表現したいのだが、どうしても飛んでしまう。
適温だったようで、吸蜜、求愛、静止といろいろなポーズをとってくれた。
柔らかな雨に包まれて。_a0071470_15263666.jpg
柔らかな雨に包まれて。_a0071470_15264622.jpg
柔らかな雨に包まれて。_a0071470_15265690.jpg

ヒメシジミ自体も15年前に比べると発生地が随分狭くなった気がする。あまり環境が変わってはいないのだが・・・・・

さて本日のオレンジはスミレ級蜜から。本来ここの発生地はブッシュに隠れてしまって、なかなかスミレでの吸蜜シーンが撮影困難だったのだが、今年は残雪の影響かスミレの株によく止まってくれた。
しかし頭が隠れてしまったりして、なかなかうまくいかないし、花に厚みがあるのでハタザオに比べて、ピントが合わせにくい。
柔らかな雨に包まれて。_a0071470_15321618.jpg
柔らかな雨に包まれて。_a0071470_15322927.jpg

比較的珍しい位置からのシーンを選んでみた。
by kmkurobe | 2010-06-14 15:33 |
<< 新兵器導入-リコー GXR レ... 神風遠征決行する・・・・・ >>