人気ブログランキング | 話題のタグを見る

煙のでない玉手箱”1978”

煙のでない玉手箱”1978”_a0071470_17325541.jpg

                                           147号松川橋より
火曜日までは本当に穏やかな好天が続いた。
多少早起きをして出かけては見たが、冷え込みがイマイチであまりいい風景には出会えなかった。
6時45分
煙のでない玉手箱”1978”_a0071470_17332141.jpg

定点のカシワが随分色づいた。
8時45分
煙のでない玉手箱”1978”_a0071470_17333925.jpg


部屋の模様替えをしているとあれもこれもやりたくなってしまう。
当地に住むようになって一度も明けたことがない衣装ケースを開けたら、古ぼけた工具箱が入っていた。

中には三角紙やらタトウやらがたくさん。
標本類はすべて実家に置いてきたつもりになっていたが、どうやら未整理の物を仕上げるつもりで荷物に入れたようだ。もっとも最後にピンを持ったのは、どれぐらい前だか見当も付かないが・・・・・・

データを見ると1978年とある。
オサムシフリークをしていた、マニアックな採り屋としては最晩年の頃の物だ・・・・・ひょっとして、今後復活するかもしれないが・・・・・・

そっとあけてみるとあらあら・・・・つづらの中から玉手箱が出てきたようだ!!!!!

煙は出なかったが、思い出が部屋中に広がっていった。

33年を経過した今、現地はいったいどうなって居るんだろうね・・・・・

最初に広げたタトウには殴り書きで追分峠とあった。
当時峠付近は未舗装で本当に自然が豊かだった。
煙のでない玉手箱”1978”_a0071470_17352929.jpg

ここはそれほど収穫が無かったようだが、個体変異が随分あって本当に綺麗だね。

緑化が強い個体のアップ。北海道のオサムシは、今更ながら本当に美しい・・・・・
煙のでない玉手箱”1978”_a0071470_17354554.jpg

マダニにたかられながら、原生林を歩き回ったあの頃が本当に懐かしい・・・・・

この贅沢な二段重ねには定山渓とある。
煙のでない玉手箱”1978”_a0071470_17361494.jpg

今時はいったいどうなっているのだろう・・・・・健在だったらいいな・・・・・・

80年代に一度北海道を訪れた時、あまりにもあちらこちら公共工事ばかりで、愕然となったことが思い出される

慎重にそっと下を見るとこれかなり貴重なラベルの連続。
煙のでない玉手箱”1978”_a0071470_1736251.jpg
とても気軽には開けないので、本日はここまで・・・・

うーんやはりこれはきちんと整理しないとね・・・・・

今日は9月に旅だった「黒部」の四十九日。
なんとかあちらに無事着けたんだろうかね。

銀鉛時代の思い出の一枚を。
煙のでない玉手箱”1978”_a0071470_17364012.jpg

合掌
by kmkurobe | 2011-11-03 17:36 | 生態写真
<< 秋から冬へ-それにしてもゆっく... 暖かな11月1日 >>