2015年リモート撮影(2)当地のゼフィルスりシーズンもほぼ終了。ここ数年の試行錯誤の結果、それなりの感触を持ってゼフィルスのハイシーズンに望んだが・・・・・ 今年はとにかく不作。天候不順、マイマイガ対策の薬剤散布などの影響かチャンスに恵まれなかった。 個体数が少ないとテリもなかなか張ってくれない・・・・・・ それでも今年はかなりクオリティは上がってきたかな・・・・・ ゼフのテリ張り以外にもリモート撮影は色々と応用できるので、これからも試してみたいことが一杯だね・・・・・ ジョウザンミドリシジミはテリ張りの時間も長くて、リモート撮影のトレーニングにはもってこいだ。 テリを張っている時はカメラが触りそうなくらいに近づけても全く動こうとしない。 スクランブル飛翔で飛び上がっても短い間隔でもとの場所へ戻ってくる。 活動時間が午前中なのも優しい光の中で撮影できる。 ジョウザンミドリシジミの雌。マイフィールドではお昼の暑い時間はイタドリの葉陰で吸汁していることが多い。 日照が落ち着くと、表に出てきて開翅する事が多い。この雌は青い鱗粉が乗っている。 どのカメラにも言えるのだが、雄は構造色のきらめきにはAFがぴったり合わせてくれるので簡単なのだが、 雌や開翅していない裏面は周囲の明るい緑に引っ張られてしまい、なかなかピントが来ない・・・・ ここらあたりをどうするかが、これからの研究ポイントだね。 同じ場所でオオミドリシジミはやや早い時間に林内のスポットが当たる枝先にテリを張る。 白飛びが激しくてなかなか押さえたカットが撮影できない。 またスクランブルで飛び立った後かなり遠くまで追尾するので、被写体を確保するのが大変・・・ 夕方に活動するエゾミドリシジミは周囲がかなり暗くなってから枝先に出てくるので、今度は風によって被写体ブレが多発。 今年の目標の一つだったけど何とか撮影できたのはこの程度。 多分これはエゾミドリシジミの雌だと思う。 このメスアカミドリシジミはクマザサの上で開翅。低いが近づけない・・・・・・こんな場合でもリモートなら簡単。 ただ距離が遠いと、水平に近づくほど支えきれなくて、手ぶれが多発・・・・1.5メートルくらいが精一杯。 キマダセルリツバメが2メートルほどの桑の幼木に静止していた。 真下に近づけるならば一番撮影しやすい。 今年はイマイチチャンスが少なかったキマルリだが、最後の最後に綺麗な雌がサービスしてくれた。
by kmkurobe
| 2015-07-25 13:53
| 生態写真
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