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続編と本日のゼフ-ウラジロ他

さて10日の成果のゼフ以外の各種を。
キマダラモドキは沢山羽化していた。ただ午前中だったせいかまつたく開翅はしてくれなかった。
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このどアップは気に入っている。
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この個体は近づいてもほとんど反応しなかった。広角でも。
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ここで久しぶりに安曇野産ウラナミアカシジミに出会った。
遠いのでじっと観察していたら産卵を始めた。300㎜でも暗くてこれが精一杯・・・・・
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叩きだしたときにアカシジミよりやはり一回り大きい。この辺りは分布のギリギリのラインにあるので、気候との関係が非常に興味深い。
ここでもオオムラサキが飛び回っていたが、降りてきてくれない・・・・・
池田の太陽さんに電話でお聞きして、池田町に移動。いたいた。
ただオオスズメバチが一杯でとても近づけない。
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しかも暗いので開翅の瞬間をとらえてもどうしてもブレてしまう・・・・
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ここでは裏面が黄色と白色の両タイプが吸汁に集まっていた。
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結局一番気に入ったカットはこれ。オオスズメバチの飛翔付き・・・・・
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他には綺麗なエルタテハ
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ジャノメチョウが沢山いたがラベンダーで吸蜜していた個体が半開翅してくれた。
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えー続いて性懲りもなく本日もカシワ林の探索に。
昨日皆さんに色々と同定のご相談をしたが、大昔の図鑑を引っ張り出したら以下の記述があった。
ハヤシミドリシジミ

エゾミドリシジミに似るが、一般に大きく、雄の尾状突起は長いこと、裏面が乳色をおびること、後翅裏面の外縁に近い2本の白条は外側のものの方が太いことで区別できる。(白水隆著 標準原色図鑑全集1 蝶・蛾-昭和41年初版発行 1200円)

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とあるので本日も複数個体を撮影したみたがすべてハヤシミドリシジミの変異の範囲ではないかと思う。
つまりこのポイントはカシワに依存している、ハヤシミドリシジミ、ウラジロミドリシジミ、そしてウラミスジシジミの3種他にアカシジミが若干混じっているということなのだろう。

本日も直ぐに潜ってしまったが、なんとか撮影。
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それにしてもウラジロミドリシジミは今年は当たり年のようだ。近場のポイントでも今日も複数飛んでいた。
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なれてくると見た目と、独特の飛び方でわかる。

もう一つなぜか羽化が不全の個体が多いことだ。
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両方のポイントで4-5頭の羽化不全の個体を見た。確率からいっても高すぎるので、なにかこの種の羽化の生態に関係があるのかもしれない。しばらく追跡して調査してみたい。
by kmkurobe | 2008-07-11 19:42 |
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